増えている2世帯住宅。間取りはみんなのライフスタイルを考慮して住みやすい空間を作りましょう

加古川で増えている二世帯住宅の家
親と子ども、孫の三世代が1つの敷地・屋根で暮らす「二世帯住宅」。
夫婦共働きが増えたこと、親世代の介護なども含めて、「親世帯」「子世帯」のどちらにとっても経済的、
精神的なメリットが大きく、今、注目されています。

親御さん世帯と一緒に暮らす2世帯住宅というのは、お互いの生活を近くで見守れるという大きな利点があります。
親御さんの体調を気遣ったり、親御さんが孫の育児の手伝いをしてくれるなど、相互の世帯が協力し合って暮らしていくことが出来ます。
しかし、2世帯住宅を建てるときはより一層間取りに気を付けなくてはなりません。
2世帯住宅にもいくつかの種類があります。
寝室以外のスペースは全て共有する完全同居型の間取りと、玄関や浴室などの設備の一部を共有しながらも親御さん世帯と子世帯が生活するスペースを分離する部分共有型の間取りは全然違います。

住宅は一度建ててしまうとそこが終の棲家になることが多いものです。
ですから、今の家族構成だけではなくて10年後、20年後を見据えた間取りを考えておくことが重要です。
今は若くて元気な親御さん世帯も20年後には、階段を上り下りすることも負担に感じるようになるかもしれません。
それを考慮すると、親御さん世帯の生活スペースは1階に作った方がいいのは明白です。
今は幼いお子さんも、思春期を迎えたり、受験などを迎えれば夜型の生活になることもあるでしょう。
そんな時にお子さんの勉強部屋と親御さんの寝室が隣接していると色々不具合もあることでしょう。
特に完全同居型の生活をしようとしている場合は間取りによく注意して、住んでいるみんなのライフスタイルを考慮して暮らしやすい家を造るための間取りをよく考えましょう。

家族とはいえ、それぞれのプライベート空間が守られないと人はストレスを感じます。特別な広さは必要ありませんが、スタディスペース、ミニ書斎など、1人になれる場所を設けておくとよいでしょう。